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うつ病関連書籍紹介
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◆ 薬について(1)うつ病の治療では薬を使います。 抗うつ薬を中心に、症状にあわせて抗不安薬や睡眠薬などを用います。 一般的に同種類、同成分の薬は同じような効き目や副作用
の場合が多く、薬を飲むにあたって種類や成分を知ることは以後の薬の選択などに役立ちます。
効果があまり見られず薬を変えるときにはある程度種類や成分の違う薬を選択するのが一般的ですし、 副作用が強く出た薬と同じ種類や成分の薬の服薬には注意することが必要です。 しかし、薬の効き目や副作用は個人差が大きく、また同じ人でも体調などによって効き目は違ってきます。 薬については主治医の支持に従うのが一番だということを忘れないようにしましょう。 以下の情報は 書籍:「ピルブック(2003年版)薬の事典」 サイト:「 ハイパー薬事典」「 Yahoo!ヘルスケア」 を参考にしています。 ◆抗うつ薬(SSRI等も含む)概略
▼三環系抗うつ薬 (個別の薬の詳細はこちら) ※トフラニール、イミドール、アナフラニール、アンプリット、トリプタノール、 ノリトレン、アモキサン、プロチアデンなど 古くからある抗うつ薬で、よい効果が期待できますが、副作用がやや多く見られます。 効いてくるまで2〜3週間かかります。 うつ病のほか、パニック障害、夜尿症、神経痛の治療にも使われています。 【注意】 飲酒は控えてください。めまいや眠気などの副作用がでやすくなります。 眠くなることがあるので車の運転など危険な作業には注意してください。 緑内障やてんかんを持っている人、心臓の悪い人などには特に慎重に投与します。 【おもな副作用】 口の渇き、立ちくらみ、めまい、かすみ目、頻脈、便秘、尿がスムーズに出ない、低血圧、眠気など。 【重い副作用】めったにありませんが念のため注意しましょう。 悪性症候群(筋肉の硬直、意識障害、発熱、発汗、頻脈、けいれん発作) 肝臓障害(激しい腹痛、吐き気、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなるなど。) めまい、ふらつき、立ちくらみ、意識もうろう、取り乱す、幻覚、失神、から咳、 頭痛、けいれん。 「おかしい」と感じたら早めに医師に相談してください。 ▼レスリン他 (個別の薬の詳細はこちら) ※レスリン、デジレル 精神賦活作用とともに抗不安作用も持ち合わせているので、 不安感をともなう比較的軽いうつ状態に適しています。 口の渇きや便秘などの副作用はかなり軽減されています。 【注意・おもな副作用・重い副作用】 上記三環系抗うつ薬と同じです。三環系抗うつ薬を参考にしてください。 ▼四環系抗うつ薬 (個別の薬の詳細はこちら) ※ルジオミール、テシプール、テトラミドなど 三環系抗うつ薬に比べ、作用はやや弱くなりますが、副作用が少ないというメリットがあります。 効果の発現が比較的早く、とくにテトラミドは即効性です。 【注意・おもな副作用・重い副作用】 上記三環系抗うつ薬と同じです。三環系抗うつ薬を参考にしてください。 ▼SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬) (個別の薬の詳細はこちら) ※デプロメール、ルボックス、パキシル 憂うつな気分や不安感をやわらげ、気持ちを楽にします。 うつ病のほか、強迫性障害や、パニック障害、不安障害全般に用いることがあります。 飲み始めは吐き気や下痢を起こすことがよくあります。(2週間程度でおさまります) その後の副作用は比較的少なく、長期投与にも適します。 効果は従来の抗うつ薬と大差ありません。 【注意】緑内障、心臓病、てんかん、肝臓病、腎臓病などの人などには特に慎重に投与します。 【おもな副作用】 吐き気、食欲不振、口の渇き、便秘、下痢、眠気、めまい、頭痛、だるい、ふるえ。 性機能異常、性欲低下。尿が出にくい、動悸、目がまぶしい。発疹、発赤、かゆみ。 【重い副作用】めったにありませんが、念のため注意しましょう。 セロトニン症候群(錯乱、意識もうろう、発熱、発汗、ふるえ、けいれん、体が勝手に動く(ミオクロヌス)) 悪性症候群(筋肉の硬直、意識障害、発熱、発汗、頻脈、けいれん発作) 冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい、めまい、 血圧低下、不眠、性欲減退。 ▼SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬) (個別の薬の詳細はこちら) ※トレドミン SSRIよりも、抗うつ作用が強く、効き始めが早いと考えられています。 副作用が少ないのも特徴です。 SSRIにみられる飲み始めの吐き気や嘔吐もほとんどありません。 トレドミンは飲み合わせの悪い薬が少ないというメリットもあります。 【注意】 緑内障、心臓病、てんかん、肝臓病、腎臓病などの人などには特に慎重に投与します。 【おもな副作用】 吐き気、食欲不振、口の渇き、便秘、下痢、眠気、めまい、頭痛、だるい、ふるえ 性機能異常、性欲低下、尿が出にくい、動悸、目がまぶしい、味覚異常、発疹、発赤、かゆみ 【重い副作用】めったにありませんが、念のため注意しましょう。 悪性症候群(筋肉の硬直、意識障害、発熱、発汗、頻脈、けいれん発作) ▼ドグマチール他 (個別の薬の詳細はこちら) ※ドグマチール、アビリット、ミラドール 比較的軽い抑うつ症状に使われています。食欲不振や吐き気があるときにも向いています。 【おもな副作用】 多く見られるのがホルモン異常(生理不順、、乳房のはり、乳汁分泌)と錐体外路症状(ふるえ、こわばり)です。 それほど心配ありませんが、ひどいときは医師に相談してください。 【重い副作用】 めったにありませんが、念のため注意しましょう。 悪性症候群(筋肉の硬直、意識障害、発熱、発汗、頻脈、けいれん発作) 遅発性ジスキネジア(口の周辺がけいれんする、口をモグモグさせる、舌のふるえ) ▼リタリン (個別の薬の詳細はこちら) ※リタリン 精神刺激薬です。神経の働きを活発にし、意欲を高めます。 ナルコレプシー(病的な眠気)にも効果があります。 【注意】 普通、他の抗うつ薬の効きが悪いときに用いますが、強い不安や緊張感、興奮状態、 また重いうつ状態にある人には向きません。(かえって病状を悪化させるおそれがあります。) 緑内障、甲状腺機能亢進症、心臓病、チック、てんかん、高血圧症の人などには特に慎重に投与します。 原則として朝またはお昼に服用します 【おもな副作用】 食欲不振、不眠、口の渇き、頭痛、動悸、吐き気、便秘、チックなどです。 依存性が高めです。 【重い副作用】めったにありませんが、念のため注意しましょう。 急に中止したときに見られるいらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など。 (徐々に減量すれば問題はない)。 悪性症候群(筋肉の硬直、意識障害、発熱、発汗、頻脈、けいれん発作) 重い皮膚症状(ひどい発疹・発赤、唇や口内のただれ、水ぶくれ、皮がむける) 頭痛、吐き気、目の充血、胸の痛み、脳動脈炎、脳梗塞、狭心症、 ◆一日あたり使用量と詳細
(以下の表について *使用量について:表中使用量は平均的な使用量。かっこ内は重症等での最大使用量です。 *詳細情報はYahoo!Healthcareの該当薬部分にリンクしています。 *また、リンク中の写真は一例であり、薬剤の外装等は異なる場合があります。)
*抗不安薬・睡眠剤(睡眠薬)については うつ病の薬(2)です。 うつ病専門サイト Utu-Web-Clinic Home
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